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産地 | オーストリア > シュタイヤーマルク |
生産者 | レーベンホフ / Rebenhof |
●写真左 【ワイン名】マイシェヴァゴレン 2017 / Maischevergoren 2017
【度数】13%
【容量】750
【品種】ソービニヨン・ブラン、モリヨン、リースリング
【土壌】砂利、泥灰土
【説明】 全房にてステンレスタンク発酵、全て12か月マセラシオン。オーストリア産オークの500リットルおよび 300リットル樽で2年間熟成。全ての工程で無添加、無濾過。2020年秋ボトリング。ラベルの足は、足でプレスしているため、足が燃えていることを表しています。熟した林檎、リンゴのコンポート、ストーンフルーツ、ミントの香り。林檎、パワフルなボディに、グレープフルーツ、桃などジューシーで複雑。しっかりとした果実味でタンニンは柔らかく、乳酸のニュアンス。余韻は長く続きます。レーベンホフの中でも、深みと複雑さ、テロワールを十分に表現した1 級品のオレンジワイン。細かな澱が多いため、シャイクして飲む事をお勧めします。
●写真中央 【ワイン名】シルト・リュー・ディ II 2015 / SILT Lieu Dit II 2015
【度数】12%
【容量】750
【品種】モリヨン(シャルドネ)&ソービニヨン・ブラン
【土壌】砂岩、砂質、泥灰土=SILT
【説明】 全房にてステンレスタンク発酵、2日間マセラシオン。全ての工程で無添加、無濾過。ソービニヨン・ランはステンレスタンク熟成、モリヨンは古いフレンチオーク熟成。2021年春ボトリング。このエリア特有のシルト土壌をネーミングに使用したワイン。ラベルは50年代使用されたラベル復刻版。熟した林檎、アプリコットやプラム、スパイス、ハーブなど複雑な香り。桃、アプリコットなどストーンフルーツのニュアンスと軽めのダージリンティー、ジューシーなボディ。ミネラルと程よい酸、タンニンは柔らかく、深みを感じられる1本。
●写真右 【ワイン名】ローシュトフ 2018 / ROHSTOFF 2018
【度数】12.5%
【容量】750
【品種】ウェルシュリースリング、リースリング、グリューナー・シルヴァーナー、モリヨン
【土壌】砂岩、砂質、泥灰土
【説明】 全房にてステンレスタンク発酵、モリヨンのみ12 か月マセラシオン、その他は2 日間マセラシオン、ステンレスタンクを使用しシュール・リーにて熟成。全ての工程で無添加、無清澄、無濾過。2020 年秋ボトリングRohstoff は原材料を意味し、彼らの苗木のイラスト。桃、アプリコット、プロポリス、ヨーグルトのアロマ。桃、アプリコット、グレープフルーツ、熟した林檎などジューシーで複雑なボディ。タンニンは柔らかく、乳酸のニュアンス。余韻は長く続きます。このエリアの土壌や品種からくる特有の上質オレンジワイン。細かな澱も多く含まれるため、シェイクすることをお勧めします。
【生産者情報】 オーストリア南部シュタイヤーマルク州で、1924年から畑を所有し、本格的にワイン作りがスタートしたのは、2008年より現当主であるHartmut Aubell “ハルトムート・アウベル”から始まります。彼の父である先代の時代から“Rebenhof / レーベンホフ”という名前でワイナリーを運営していました。父が他界した後、彼が引き続きましたが、そのままワイナリー名も変えず、伝統として全てを受け継きました。ハルムートは、まず自らの修行のため、オーストリア・クレムスタール、ヴァッハウ、ブルゲンラントでワイン作りを学びます。そのあと、ドイツ、フランス・ボルドー、ロワールなど、様々な経験をしたのち、2007年にシュタイヤーマルクに戻りました。 ただ彼は2009年にリリースしたワインに全く好きなワインではないことに気付きます。そのため、最初のワインは販売もしないまま、自分のワインと向き合いました。 また彼は様々な経験してきた中で、ビオディナミワインに感銘を受けました。価格や生産量、利益を求めた生産が多くある現状にも嫌気がさし、自然とピュアなワイ ン作りに向かっていきました。まず、2010年より所有する畑を全てビオディナミ農法へ変更。当時、ビオディナミ農法の先駆者であり、ヴァッハウのトップ生産者Nikolaihof に助けてもらい、様々な知恵とサポートを頂き、2016年からDemeter の認証を受ける事となります。また彼はそのタイミングに新しい家族に出会い、家族のため、自分のため、そしてワインのため、よりピュアなワイン作りに取り組むことになりました。
彼のワイン作りは、何かを追加、または削除されません。酵素、バイオ酵母、砂糖、風味増強剤、その他の人工防腐剤/添加物は一切使用せず、全てを自然に向き合っています。醸造については、ステンレス製のプレス機と木製の古いバスケットプレス機を使用し、すべて全房で作られています。マセラシオンの時間は2日から1年。 通常の果汁発酵ワイン、スキンコンタクトワイン、マセラシオン・カルボニックで生産しています。 畑は、9ヘクタールのぶどう畑で、極端に急な斜面と段々畑の両方を耕作しています。 栽培されている品種には、ソーヴィニヨン ブラン、シャルドネ、ゲルバー ム スカテラー、ピノ ブラン、ウェルシュリースリングなどがあり、最も古いブドウ園は、1940 年代に植えられました。そして、周りには木を植え、さまざまな動物のための家を建て、フクロウやタカの止まり木を作り、ミツバチ小屋作るなど、自然との統合を心掛けてきました。 土壌の特徴として、葡萄畑の下層土は、1,500 万から 1,700 万年前に形成された岩石で構成されています。「Witscheiner Herrenberg」の地域の南には、川や湖に堆積した砂や砂利。 これらの上では、浅い海で砂とシルトの交互のシーケンスが形成されました。 "Ratscher Nussberg"の最北端地域では、非常に細かい泥灰土があり、石灰質で海に堆積したオポック土壌で形成されています。 彼のワインのコルクには、“スカル / 頭蓋骨”が記載されています。これは、以前、ある国会議員がセラーで試飲した際、“こんな悪いワインは飲んだことがない!”というリアクションをしたため、要注意!の意味を込めて、子供の落書きで書いたスカルをワインのトップであるコルクに記載することになりました。 2014年のリリース以降、コルクには全て、スカルが記載されており、Rebenhof の象徴、またハルトムート自身をイメージしています。 彼は環境に配慮した取り組みにも力をいれています。ぶどう畑は、完全に天然の雨水のみを使用、 軽量ガラスびんへの切り替えにより、1本あたり約50gの軽量 化を実現。また、ラベルや包装紙などに使用されている紙は全て再生紙、周りの森林を生かし、きちんとした理念に沿った苗木を植樹、また今後バック・イン・ボック スのなど使用増やしCO2の削減に取り組むなど活動を行っています。この配慮や活動が、自分自身、また家族、そして、ワインに繋がっていくと考えています。 2008年よりブッシェンシャンク(ワイン居酒屋)も併設して、よりワインを楽しむことができ、ダンスフロアも併設しているという遊び心もハルムートのチャーミングさも感じられます。従業員であり、仕事での相方、そして、友人であるRoman と共に、運営を切り盛りしています。 彼はこのエリアで有名な自然派グループの「シュメック・ダス・レーベン」には属していませんが、ANDREAS TSCHEPPE やEWALD TSCHEPPE (WERLITSCH)と頻繁に会い、良き友人関係であり、お互いをリスペクトしながら、刺激を受けあっています。